冬の駐車場


フィンランドには、大きな街の中でないと立体駐車場や、
屋根のある駐車場がないので、普通は外に駐車します。
が、しかし、真冬のフィンランドは-30度以下になることもしばしば。
そうでなくても、かなり寒く、ドアが凍り付いてバキバキ開けないといけません。
そして、なによりエンジンがかからなくなるのです。

で、フィンランドのいたるトコロで見かけるコレ。

エンジン用ヒーターのコンセントなのです!
コンセントを差し込むだけで使えます。
コレのおかげで、-30度以下でもすぐエンジンがかかります。


家の壁にコンセントがついていて、
そこから延長コード(白いコード)で車に繋いでます。
この延長コード、家の中で使う普通のコンセントです。


トラクターも暖めます。


ところで、日本でも真冬に車のフロントガラスが凍り付きますよね。
ヘラのようなモノで、ガリガリと削って落としてから運転しないと
前が見えないんですが・・・。
フィンランドでは、車内からも氷がつきます・・・。
とても寒い日に乗せてもらった車は、乗る前に車の外側の窓の氷を
ガリガリ削り落として、さあ出発!と思ったら、今度は人間の吐く息で
車内の側からフロントガラスが凍り付き、前が全然見えなくなりました・・・。
内側からも、ヘラでガリガリ氷を削り落として、
なんとかスキマを作り、無事出発。
本当にスゴイです・・・。